中谷 割烹・料亭
2025.02.04
冬の寒さが和らぎ、ふとした瞬間に春の訪れを感じる二月。この季節、野山では新たな生命が芽吹き始めます。その代表格が「山菜」です。
ふきのとう、タラの芽、こごみ、せり、うるい、どれも春ならではの恵み。
ほろ苦さや爽やかな香り、瑞々しい食感は、寒い冬の間に眠っていた五感をそっと目覚めさせてくれます。
山菜は冬の間にため込んだ余分な脂肪や老廃物を排出し、新しい季節に向けて体を整える力があるとされています。
お正月で少し疲れた胃をいたわりながら、春の訪れを感じるのにもぴったりですね。
たらの芽の天ぷら
ふきの煮物
山菜の炊き込みご飯
それぞれの山菜には独自の風味があり、料理によって異なる表情を見せてくれます。 天ぷらになれば、さくっとした衣の中から春の香りがふわっと広がる、お浸しや和え物にすれば、山菜本来の爽やかな香りやほのかな苦みが引き立ち、口に含むたびに春の息吹を感じることができます。、炊き込みご飯や汁物に加えれば、優しい苦みと香りが一体となり、春ならではの奥深い味わいを楽しむことができます。
旬の山菜を味わうことは、季節の移ろいを感じる贅沢でもあります。自然の恵みに感謝しながら、春の訪れを五感で楽しんでください♪