中谷 割烹・料亭
2024.02.25
筍は3月上旬から5月下旬まで楽しめる、春のおいしい食材で、きわめて和食的な素材ですね。
代表的な家庭料理といってもいいでしょう。炒め物や汁物などいろんなものに相性抜群です。
新鮮なものは生でも大丈夫。お刺身や蒸し焼きなど様々な調理方法が昔から伝わっています。
山菜も春は楽しみですね。お子様にはちょっと苦手な人も多いかと思いますが、大人の苦さと言うかだんだんと味に親しんでいくのも楽しみの一つですね。
年配の方は子供の頃の好き嫌いが嘘のように、山菜や香りの強い野菜が好きになるもの。
ほんと味覚って不思議ですよね。
ぜひ料亭の味も試してみてください。
孟宗竹と淡竹は味や口当たりにクセが少なく、どんな料理にも合う種類の筍です。
アクがあるため調理の際は事前に米ぬかなどを使用して茹で、アク抜きを行うようにしましょう。
炊き込みごはん、煮物、天ぷらなどの料理が特におすすめです。
汁物や炒め物に最適|真竹・四方竹
真竹・四方竹は固めの食感が特徴のため、筍の歯ごたえをそのまま楽しめる炒め物などの料理に向いている品種です。
また、柔らかくして食べたい場合は加熱時間の長い味噌汁やスープにするのも良いでしょう。
とくに真竹はアクが強いため、入念に茹でてアクをとってから調理に用いることで旨味が発揮されます。