日本の伝統行事と料理

日本の伝統、「結い」の文化、そこには、伝統の日本料理が添えられています。伝統行事のいわれと料理に込められた人々の願いに思いを馳せてみてください。 料亭中谷では、季節の旬の食材を、やさしい味付けでお届けいたします。ご家族の思い出のひと時を、ながく皆様のご記憶にとど目ていただけるように、心を込めたおもてなしを心がけております。

新嘗祭。「新」は新穀を「嘗」はご馳走を意味します。新しい御馳走に感謝いたしましょう。


しんじょうさい,にいなめのまつりなどともいいます。「新」は新穀を「嘗」はご馳走を意味します。 毎年十一月二十三日に全国の神社で行われ、新穀を得たことを神さまに感謝する新嘗祭は、五穀の豊穣を祈願した二月十七日の祈年祭と相対する関係にあるお祭りです。
この日、宮中では天皇が感謝をこめて新穀を神々に奉ると上もに、御自らも召し上がります。 新嘗祭の起源は古く、『古事記』にも天照大御神が新嘗祭を行ったことが記されています。
現在では「動労感謝の日」として、国民の祝日となっていますが、一説によるとその祝目名は、命の糧を神さまからいただくための勤労を尊び、感謝をしあうことに由来しているといわれています。

茶懐石。新米を主役にした懐石料理。主食のお米に感謝するお料理です。


茶懐石

茶懐石

「一粒米の重きこと須弥山(しゅみせん)の如し」という言葉があります。八十八回もの手間をかけて作ることから「米」と書きます。心を込めておいしく炊きたいものです。
新嘗祭の主役は「米」、茶懐石でご飯を主役にしっかりと戴きます。茶懐石では日本人の主食である御飯が真っ先に客に持ち出されます。お米は一人一合として人数分炊きます。御飯は懐石を持ち出す時刻から逆算して炊き出します。
三回に分けて少量ずつお米(ご飯)を供する作法が禅の教えから来たと言われています。
食べたことがない方はぜひ一度、新嘗祭の頃に、新米でお試しくださいませ。
 

一文字ご飯(炊きたて)
初めの一杓子を出してから後は、飯器に入れて二度持ち出します。初めの一杓子は三口位の量で、釜肌に沿った部分を木杓子で切り取り、椀に一文字に盛ります(裏千家)。これは今炊き上げたばかりですという意味と、次にだすお酒がまわり過ぎないようにとの配慮でもあります。
次に飯器で持ち出す御飯は、やや蒸れたものを一人一杓子(初めより多く)人数分を飯器の中央に盛り込んで出します。
三度目(飯器の二度目)の御飯は完全に蒸れたものを充分に盛って出します。おかわりの度にそれぞれ違う味わいの御飯を楽しんで頂きます。
懐石の最後には釜肌の焦げた御飯を湯漬けにして、香物と一緒に持ち出します。お焦げはしっかり御飯が炊けたあかしであり、御飯を残さずいただく禅的な意味合いのあるものです。
このように御飯は茶懐石では一番重要な位置を占めているので心して炊かねばなりません。


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